ボケ担当の野田さん（左）とツッコミの村上さん
六ツ川出身の野田クリスタルさんと村上さんの漫才コンビ「マヂカルラブリー」（よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属）が漫才日本一決定戦「Ｍ―１グランプリ２０２０」の決勝に進むことが12月２日に発表された。決勝進出は２０１７年以来２回目。
今年は史上最多の５０８１組が参加。準決勝まで残った26組の中からマヂカルラブリーを含む９組が12月20日にある決勝へ進出した。敗者復活枠を含む10組によって漫才日本一を争う。
野田さんは六つ川台小、六ツ川中、六ツ川高（現・横浜国際高）出身。コンビの結成、解消を繰り返していた野田さんに村上さんが声をかけて、07年２月に誕生。翌年にはＭ―１準決勝に進むなど、早くから頭角を現したが、その後、決勝への壁は厚かった。成長を目指し、観客が若い女性中心の劇場から老若男女が集まるよしもとの大宮市の劇場に拠点を移し、幅広い世代が笑えるネタを磨いた。
17年に初のＭ―１決勝へ進んだが、10組中最下位の結果に終わり、審査員を務めた上沼恵美子さんから「よく決勝に残ったわ」と辛辣なコメントが飛び出たことがネット上で話題になった。
野田さんは今年３月にあった、ひとり芸の日本一を決める「Ｒ―１ぐらんぷり」で優勝し、知名度を上げた。決勝進出発表会見で野田さんは「いつかは決勝の舞台に戻りたいと思っていた。嬉しいとともにあの時の恐怖がよみがえってきた」と屈辱を味わった17年の印象が強く残っているという。村上さんは「優勝しか見ていない」とリベンジに意欲を燃やしている。
決勝は12月20日、午後６時34分からテレビ朝日で生放送される。
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