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南区 コラム

公開日:2022.11.03

〈連載〉さすらいヨコハマ53
路面電車
大衆文化評論家 指田 文夫

 今年は言うまでもなく日本の鉄道が開業してから150年だが、鉄道には路面電車もある。

 横浜市にも、1972年3月31日まで市電があった。路面電車は京都が日本の最初で、1895年である。横浜では1904年に民間の横浜電気鉄道が始まっているが、1921年に横浜市電になった。市電の最盛期は、戦中から戦後で、市民の通勤、通学に使われた。当時の横浜市電は黒字事業で、それを一般会計に繰り入れていた。その後、モータリゼーションの進行と道路混雑で、赤字に転落し、1970年代に順次路線廃止になる。

 横浜の市電が出てくる映像と言えば、1961年の松竹の岩下志麻、川津祐介共演の映画『わが恋の旅路』で、滝頭辺りから花園橋への実景が見られる。(文中敬称略)

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