南区 社会
公開日:2023.01.05
踏切事故防止に一手
京急、南安協らと訴え
京浜急行電鉄は12月20日、踏切事故の防止を呼び掛けるキャンペーンを京急弘明寺駅前の「井土ヶ谷第1踏切道」で南交通安全協会、南警察署と合同で行った。寒空の中、関係者は啓発物を通行人に配り、安全意識向上を訴え掛けた。
京急電鉄によると、南区内にある踏切は2カ所で、自動車が通れるのは井土ヶ谷第1踏切のみ。車と歩行者が行き交うため、交通事故が発生するリスクが高いという。
事故を未然に防ごうと、昨年6月に杉田第1踏切道=磯子区=で通行人に注意を呼び掛けるキャンペーンを実施し、同様の取組を8月に井土ヶ谷第1踏切道で行った。その第2弾として、年末の交通事故防止運動に取り組む南交通安全協会、南警察署と連携。啓発物を配り、踏切警報機が鳴ってから横断する行為が危険であることを訴えた。
京急電鉄安全推進部の小川重信さんは「皆さんが安全に通学・通勤できるよう、今後も注意を呼び掛けていきたい」と話した。同会の置田光男会長は「京急弘明寺駅の周辺は住宅街が点在しており、商店街の利用者も多いと思う。キャンペーンは事故が起こってからではなく、起こる前に行うことに意味がある」と話し、今後も地域一丸となった啓発活動を進めていきたいとしている。
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