これまで「へそ広場」の愛称で区民に親しまれてきた運動グラウンドなどがあった場所にこの春、新しく開所する「星川中央公園」の整備が進んでいる。供用開始は4月上旬。多目的広場として保土ケ谷区主催イベントの開催なども予定されている。
保土ケ谷区のほぼ中央に位置する事から「へそ広場」の愛称で知られ、区民まつりなどの会場になるなどシンボル的な存在だった同所。2009年からは、近隣を流れる帷子川の治水対策の一環として、台風やゲリラ豪雨などといった局地的で猛烈な降雨による浸水被害を軽減するため敷地の約半分に「地下調整池」を造成する下水道工事に着手。2年後の完成を目指して作業が進むこの事業と並行して、昨年6月からは区役所側にあるグラウンド部分で、ネットフェンスを新調するなど、リニューアル計画が進められてきた。
「花の街」シンボルに
今回、このグラウンド部分の造成に目途がついた事から「星川中央公園」と名称も一新。地域のレクリエーションやスポーツ活動のほか、災害時の避難場所としての機能を兼ね備えた公園として、4月上旬から供用が開始される事になった。また、実質的な区民へのお披露目を兼ねて、毎年5月に実施されている「ほどがや花フェスタ」も、今後は同園で開催される事が決定している。
さらに2年後、和田町側の敷地地下に調整池が完成すれば、地上部分には「花の散歩道」「花のステージ」「草地広場」なども造成される。保土ケ谷区区政推進課では「『花の街・ほどがや』のシンボルになるような公園にしていければ」と話しており、園の各所には木々や草花が植えられる予定となっている。
区民まつりは未定
同所で行われてきた秋の恒例行事「区民まつり」の開催については、来年度以降も現在の会場となっている県立保土ケ谷公園グラウンドでの実施が有力視されている。会場の規模が拡充している現状に加え、区民への浸透度なども勘案されるものとみられ「現時点では、検討事案の一つ」とコメントするにとどまっている。
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