西谷中学校を卒業し現在は荏田高校=都筑区=の陸上部に所属する双子の姉妹・久保田みずきさん、かえでさん(2年)が10月31日に山北町の丹沢湖周辺で行われた「第32回神奈川県高校駅伝競走大会」で力走をみせ、12月20日(日)に京都府内で行われる全国大会への出場権奪取に貢献した。
2人で師走の都大路めざす
過去2年、県大会を制している荏田高校は今大会も優勝候補に挙げられていた強豪チーム。その中でトレーニングを重ねた姉妹は今大会、2人揃ってメンバー入りし、妹のかえでさんが2区(4・0975Km)、姉のみずきさんは4区(3Km)で力走した。
3位で襷を受けたかえでさんは順位を1つ上げ、2位でリレー。3区の走者が区間賞の好走を見せ、先頭で襷を受けたみずきさんも、区間トップタイムとなる9分51秒で3Kmを走り切りアンカーに「チームの思いの詰まった襷」を託した。
2人の活躍もありチームはこのまま首位を守り、2位に1分52秒差をつけ、トップでゴールテープを切り、3年連続での全国大会出場を決めた。
昨年のリベンジそれぞれの思い
姉のみずきさんは昨冬、1年生ながら都大路を走った経験を持つ。この時は順位を2つ落としての襷リレーとなり、「体が硬くなってしまった。不甲斐ない結果で、みんなに申し訳ない」と悔し涙を流した。今大会を終え、「昨年は思うような走りができなかったので、チームの目標である5位入賞を引き寄せる走りがしたい」と、全国大会を見据え抱負を話した。
一方、怪我もあり姉と同等の力がありながらも、昨年はメンバーに入れなかった妹・かえでさんは「しっかり準備をして、昨年の悔しさをぶつけていきたい」と初の都大路へ向け、意気込みを語った。
全国大会まで1カ月半、チーム内で出場メンバー枠を争い、姉妹での出場を目指すことになる。
教え子の活躍に「2人とも頑張れ」
2人は中学時代から800mや1500mなどのトラック競技で県大会に出場している。県中学校駅伝競走大会でも、3年生の時には11位に入ったチームをけん引。中学時代に2人を指導した西谷中学校陸上部顧問の新堀玄教諭は「2人が普段の練習から部を引っ張っていた。トラック競技よりも駅伝のようなロードレースの方が得意だった。2人とも、悔いの残らないように頑張ってもらいたい」と教え子の活躍に期待を寄せた。
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