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保土ケ谷区版 公開:2018年2月22日 エリアトップへ

映画「みんなの学校」上映の準備を進めた障害者地域活動ホーム「ほどがや希望の家」所長 早坂 信一さん 天王町在勤 40歳

公開:2018年2月22日

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人と向き合い輪を広げる

 ○…「手さぐり状態でやってきたけど、上映にこぎつけることができた」。区地域自立支援協議会のメンバーの一員として「みんなの学校」の上映に向け他の行政区で上映した担当者の話や資料をもらうなど、準備を一昨年から入念に行ってきた。「映画を観ることできっと偏見がなくなる。地域の方や教員の方に来てもらい、観ていただければ」と同作品への思いを話す。

 ○…神奈川区生まれ。高校は県商工高校の機械科に進学し、大学を経てごみ処理場の設計やメンテナンスを行う会社へ就職。「海外へ赴任する機会もあると聞き、期待した」と話すが、「パソコン操作に長けている」とデスクワークが中心だった。思い描いていた姿との違いにギャップを感じ、1999年に退職。知り合いの親から「ボランティアでやってみないか」と誘われ、00年から障害者地域活動ホーム「ほどがや希望の家」で働き始めた。「最初は全く知識のない中で始めたけども、利用者と接して彼らは壁を作ることはなく、受け入れる。それが非常に大きかった」と当時を振り返る。

 ○…趣味は10年前から始めたというサックス演奏。「サックスは演奏する状況や表情によって多彩な音色出やすい」と魅力について話し、何人かの社会人仲間と和気藹々に演奏してきた。最近、施設の忘年会でギターを演奏する利用者と一緒にクリスマスの定番ソングを演奏し「利用者が歌って楽しそうにやっているんだ」と嬉しそうに目を細める。

 ○…立場に関係なく利用者ととことん向き合い、8年前から同施設の所長を務める。「この世界に飛び込んで、色々な人と向き合い続きてきた。そうして様々な人と知り合って人の輪ができ、地域に貢献できることは楽しい」と笑顔で話し、「これからもその姿勢は大切にしていきたい」と前を見据え、「将来的には世界を回って色々触れ回ってみたいね」と内に秘める思いも語った。

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