保土ケ谷区 人物風土記
公開日:2025.12.25
大道芸人として活動し、地域に根差した公演にも意欲的に取り組んでいる
コーキさん(本名:松浦康記)
常盤台小学校出身 20歳
妥協なき芸で笑顔生む
○…大道芸人と大学生の二足のわらじを履く。地元を離れた今も保土ケ谷区内での活動を重視。11月24日に母校の常盤台小で行われた「ワイワイ文化まつり」では、バルーンアートなどで子どもたちを笑顔にした。「多くの方々が応援してくださり、地元の温かさを感じた。自分の芸で『人を喜ばせたい』という初心を忘れずに活動したい」と謙虚に語る。
○…ジャグリングが趣味の父親の影響で、5歳の時に大道芸を始めた。中区の本町小を拠点に練習する横濱大道藝倶樂部に入部すると、めきめきと上達。10歳で野毛大道芸の舞台に立ち、小学生の大道芸人としてメディアの注目を集めた。小学生の時は両親から呆れられるほど練習に没頭したといい、自宅の壁にあいた穴や床についた傷が猛練習を物語る。「家中がボロボロになり、両親からすればたまったものではありませんよね」と苦笑いを浮かべる。
○…中学1年の時に老人ホームでの公演中に骨折をして救急搬送された経験などから、大道芸は常にけがと隣り合わせ。高所から落下した際にけがを軽減できるよう、受け身の練習も行う。大道芸人仲間と2人1組で行う炎のジャグリングなど、絶対に失敗が許されない芸もある。「恐怖心はあるが、皆さんの目の前で成功した時の達成感が大きい」ときっぱり。
○…謎解きが趣味。「自分で考えた問題の答えを忘れたこともある」とお茶目に笑う。4人組パフォーマンスグループ「FOURCUS」のリーダーの顔も持ち、チラシの作成や広報などを担う。SNSに芸を投稿することがあるが、「会場の独特な雰囲気や音などは、写真や動画で伝えることができない。皆さんには生で芸を見ていただきたい」と熱い思いを届け、信念を貫く。
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