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公開日:2018.04.12

岩崎中女子ハンドボール部
2年ぶりの全国8強
「悔しさ残る大会」

  • 写真下段左から瀬戸千優さん、石黒嶺さん、鈴木雪那さん、小川真珠さん、石井沙紀さん、岡部珠杏さん、西村奈津実さん、同上段左から池内葉月さん、亀田京香さん、村山陽菜乃さん、石田紗瑛さん、薄田七湖さん、西山さくらさん、高瀬こころさん、森さやかさん、岡田那絃さん

 岩崎中学校の女子ハンドボール部が春休み期間中に富山県内で開かれた「第13回春の全国中学生ハンドボール選手権大会」で8強入りした。ここ数年、全国大会へ続けて出場し着実にステップアップを重ねている同部にとって壁となっている「8強」を突破することはできなかったが、目標とする「全国制覇」をめざし、帰校翌日から4カ月後の夏の大会へ向けた練習を再開した。

 選手権大会への出場権をかけ県内各地区の上位校が出場した昨秋の新人戦を制し2年ぶり3度目の代表権を手にしていた同校は、相手のボールを積極的に奪いに行く「攻撃的な守備」から、早いパス回しでゴールを奪う攻撃スタイル「パスアンドラン」をチームカラーとしている。積み上げてきた「堅守速攻」のスタイルで挑んだ今大会も3回戦までを快勝。「第一のハードル」としていたベスト8入りを決めた。

2年前の先輩越え

 同部は3年前、全国制覇したとき以来、30年ぶりに出場した春の全国大会で16強入り。現在チームの主力となっている新3年生が1年生だった2年前には8強入りした。この時、全国の舞台で戦う先輩の姿を目に焼き付けていた現メンバーは「先輩達の成績を越え全国の頂に立つこと」を目標としていた。

 「先輩越え」の一戦で対峙したのは今大会を制したハンドボールが盛んな沖縄県の代表チーム。岩崎中はこれまで同様に「堅守速攻」のスタイルで挑んだが、個人技に勝る相手の攻撃に自慢の守備網が耐え切れず得点を許す展開が続いた。

 ペースを崩されたチームはコミュニケーションを欠き失点を重ねつづけ体力を消耗。コートを走り回りながらの早いパスワークも成りを潜め、点差を縮めることができずに涙をのんだ。

帰校翌日には練習を再開

 9年前から同部を指導する佐藤直博教諭は実業団で8年の選手経験を持つ。現チームについて「力は一昨年よりも劣るが真面目に取り組む」と評し、「関東はレベルが高いがここを突破して夏に壁を越えたい」と話す。

 富山から横浜に戻ると翌日には練習を再開。桜の花が舞う校庭で「堅守速攻」のスタイルをさらに高めると同時に、今大会で課題となったスタミナを強化するメニューにも汗を流している。

 練習は市内トップレベルの力を持つ男子部と行っている。チームをけん引する部長の石黒嶺さんは「体力的に勝る男子と一緒に練習することで、試合に自信を持って臨むことができる」と話し、「全国ベスト8という結果に満足感はない。夏の大会では先輩達の成績を越えたい。今大会で出た課題を克服して夏に挑みたい。目標は全国制覇」と話した。

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