神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2018年11月29日 エリアトップへ

バリアフリー情報マガジン「enjoy ist。かながわ」の制作委員会代表を務めた 田中 朋子さん 47歳

公開:2018年11月29日

  • LINE
  • hatena

「後ろを見ず今を楽しむ」

 ○…「人とのつながりを娘から与えられている。今が本当に楽しいの」。明るさに満ちた声色とその笑顔に充実の日々を感じさせる。障害を持つ子どもたちとその家族が引きこもることなく、外出を楽しんでいる姿を発信しようと仲間と共にムック本を制作し出版。「本を手にしていただいた方が新しい『エンジョイ』を見つけるきっかけになれば」。計画が動き出してから1年半、苦労を重ね世に送り出した「思いの結晶」を優しく手にする。

 ○…娘の花歩さんが2歳の時、言語や運動機能に障害がある「レット症候群」と診断された。自宅に戻りインターネットで病気について検索すると、難病であること知った。目頭から溢れる涙をハンカチで抑え、あの日の記憶を辿る。「後ろを見ていてもしょうがない。その時々に与えられたものを楽しんできた」。この言葉に人となりが集約されている。

 ○…愛娘は療育センターを経て上菅田特別支援学校に入学。PTA活動などを通じて多忙な日々を送っていた3年前のある日、家族にとって大きな存在となるバイオリンとピアノのユニット「sources(ソーシズ)」に出会う。「言葉を話すことはないけれど、表情を見ていれば楽しんでいることはすぐに分かった。寝ていても彼らの音楽が始まると目を覚ますんです」。以来、車いすに乗る娘と共に遠方のライブにも訪れる熱狂ぶりだ。

 ○…療育センターや特別支援学校、PTA活動を通じ出会った子どもたちや保護者、そしてライブ会場で出会うファン。「出会いが私たち親子の世界を広げてくれた。もっと障害者やその家族が外に出ることができるきっかけになれば」。自身と愛娘のライフスタイルを通じた思いが仲間と共に作り上げた1冊に込められている。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月25日

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook