川島町に拠点を構えるサッカーJ1・横浜FCの斉藤光毅選手(19)がベルギー2部所属のロンメルSKへ完全移籍することが決まり11月12日にオンラインで記者会見し、「ずっと海外に行きたかった。いろんな葛藤があった中で、ロンメルSKが目標に到達するために一番イメージできたチームだった。海外で活躍する姿を見せることで感謝を伝えたい」と決意を語った。
2歳上の兄の影響で幼少期からサッカーボールを蹴り始め、小学1年生で川崎市内の地元サッカークラブに入団。日が暮れるまで公園でボールを蹴り続けた「サッカー小僧」はこの頃すでにプロ選手になる夢を小さな胸に宿していた。
夢を実現させるべく中学進学を機に横浜FCジュニアユースチームのセレクションに合格。プロの下部組織で指導を受けながらレベルアップを図り、一昨年9月にはプロ契約を勝ち取り、これまでJリーグ通算9得点を挙げている。
結果を残しステップアップ
年代別の日本代表に選出され早くから世界の舞台で活躍してきた斉藤選手は昨春、本紙の取材に対し「海外に出て代表でも活躍して日本の顔になる」と語っていた。欧州でのキャリアのスタート地点となるロンメルSKはベルギー2部ながら、世界各国の有望株や中南米・アフリカの若手有望株が所属し、しのぎを削っている。
この日の会見では「競争が激しい」とベルギーリーグの印象を話し、「積極的に仕掛けて点を取る。見ている人がワクワクするプレイヤーをめざしたい。ベルギーで結果を残して、プレミアリーグ(イングランド)で活躍したい。同世代の選手には負けられない」と思い描くステップアッププランを語り、「(欧州王座を決める)チャンピオンズリーグの決勝戦で得点し、日本の顔になる」と将来を展望した。
クラブ初
横浜FCの下部組織からトップチームに昇格した選手が直接、欧州のリーグに移籍するのは斉藤選手が初だという。中学時代からブルーのユニフォームをまとってきた斉藤選手は後輩たちへ向け、「口で言うことは苦手なので背中を見てもらえれば。横浜FCで培った経験や誇りを胸に全力でやっていきたい」とコメントした。
今後は12月末までのリーグ戦を戦いシーズン終了後、1月にベルギーに渡る予定。近い将来の日本サッカーをけん引するであろう「令和の怪物候補」が、横浜FCから世界へ羽ばたく。
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