川島町に拠点を構えるサッカーJ1・横浜FCの中村俊輔選手が風しんへの備えとして自治体から届くクーポンを利用した風しん抗体検査や予防接種を受け感染拡大防止を呼び掛ける啓発動画に出演した。
風疹はウイルスによる感染症で、妊娠中の女性がかかると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が出る恐れがある。主にせきやくしゃみによって感染し、免疫がないと患者1人から5〜7人にうつるとされる強い感染力がある。現在、国の予防接種法で子どもの風しんの予防接種は定期接種となっているが、この制度が始まる前は、年代によって接種の方法が異なっており、「ワクチン空白世代」が存在する。特に1979(昭和54)年4月1日以前に生まれた男性は、子どもの頃に風しんのワクチンを接種する機会がなかったため、全ての世代を通じてもっとも抗体が不足しているという。
Jリーグでは昨シーズンから厚生労働省とNHKとの協働で風しん予防の啓発活動をスタート。風しん啓発強化月間(2月)に合わせ、「空白世代」にあたる中村選手をはじめ、元日本代表で川崎フロンターレOBの中村憲剛さんやSC相模原の稲本潤一選手、北海道コンサドーレ札幌の小野伸二選手らが動画に出演している。動画は「シャレン!」のホームページ(https://www.jleague.jp/sharen/)で見ることができる。
風しんの流行を防ぐため国は2019年度から、子どもの頃に風疹のワクチンを接種する機会がなかった現在41歳から58歳までの男性を対象に、抗体検査や予防接種を無料で受けられるクーポンを配布している。対象者のうち抗原検査を受けた人は昨年10月時点で全国で17.1%(神奈川県は13.2%)にとどまっている。
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