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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2022.02.10

星川商店会準備委員会の代表を務める
林 俊二さん
星川在勤 49歳

星川は「第二の故郷」

 ○…「星川は愛着のある街なんです。街の人の役に立ち、喜んでもらえるような、恩返しを」。星川郵便局の局長を務めながら、同エリアの事業者らと8年前にハロウィンイベントを立ち上げて以来、星川に対する思いはさらに増した。昨秋、商店会設立へ向け準備委員会を立ち上げた。「縁の下から支えるタイプ」と自身を表するが、代表として志を共にする6人のメンバーを引っ張る。

 ○…幼少期から始めた水泳。小学4年生になるころには選手コースに進み、週の半分ほど横浜駅近くのスクールに通った。その帰り、父が局長を務めていた星川郵便局に立ち寄り、車で旭区内の自宅に帰宅するのがお決まりのルート。星川駅から局までの道のりは100メートルほどだが、いつしか少年の心には、星川の街が「第二の故郷」として刻まれた。

 ○…大学1年の頃、3つ上の兄とそれぞれの将来について話す時間があった。「父が築き上げた思いをどちらがが継げれば」。郵便局員を志し、「いつかは星川郵便局の局長を務める」と心に誓ったという。公務員試験に合格し、大学卒業と同時に入局。12年間、市内の郵便局に勤務した後、35歳の時、父から引き継ぐ形で星川郵便局の3代目局長に就いた。「今でもどこかで背中を追いかけている」。父の存在は大きい。

 ○…妻と大学生の長女・高校生の長男との4人暮らし。妻の影響を受け、ディズニーの世界にどっぷりとはまった。4人揃ってテーマパークに出かけ、楽しむことがライフワークのひとつだ。子どもたちは自身が兄と将来を語らった年齢に近づいている。「それぞれの夢があるみたい。その道を懸命に追いかけてほしい」。そう話したが、「もし叶わなければ、こっちの道も…ね」

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