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公開日:2022.07.28
休日急患診療所
建て替え工事が完了
感染症への対応強化
老朽化などのため建て替え工事を行っていた天王町の「保土ケ谷区休日急患診療所」が完成し、7月16日に開所式が行われた。発熱外来などの動線確保用に出入口を増やすなど、感染症への対応も強化された。
休日急患診療所は日曜日や祝日で診療所・病院が休みの際、保土ケ谷区医師会(浅井俊弥会長)に加盟する内科医・小児科医2人が当番制で急病人を診察する機関。医師会事務局によると冬場のインフルエンザの蔓延状況により増減はあるものの、年間3千人から3500人が利用しているという。
天王町の保土ケ谷地区センター近くにある区休日急患診療所は1980年4月に開所。築40年以上が経ち老朽化が進んでいたため、現地での建て替え工事に至った。区医師会では工事期間中、岩間市民プラザ1階の三師会館に仮診療所を開設していた。
一部は陰圧化
新しい休日急患診療所では新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、感染症対策も強化された。
新診療所には5つの診察室があるが、このうち2つを陰圧化。室内の気圧を室外よりも低くすることでウイルスなどで汚染された可能性のある空気を室外に逃さないようにしている。また感染症対策用の玄関や駐車場に通じる通用口を追加。発熱など感染症の疑いのある患者が来所した際には、車から降りずに診察対応したり、一般患者との動線が分かれる構造とした。2階には区医師会や訪問看護ステーションなどの事務局機能も集約している。
7月から新施設での診療が開始。16日には開所式が行われ、区医師会会員のほか多くの来賓が訪れた。浅井会長は「前会長時代の6年前から準備を進めてきた。医療・介護・看護の拠点として、色々な機能を持ち寄り添う施設にしていきたい」と話した。
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