保土ケ谷区 社会
公開日:2023.03.30
初音丘学園つながりハウス
手形アートで桜満開に
伐採されるソメイヨシノに着想
保土ケ谷区内で幼稚園などを運営する初音丘学園(渡邉啓一理事長)が、子育て世帯を中心に在園家庭に限らず地域の人々が集える場として4月に開設する「つながりハウス」で3月18日、壁面に手形を押し絵を描く「ペタペタアート」のイベントが開かれた。
「つながりハウス」は初音丘幼稚園近くの空き家を改修。2月末に同園のおやじの会が卒園制作としてハウスのリビングスペースの壁面を白いペンキで塗り、キャンバスを作り上げていた。
計画ではこの部屋を4分割し春夏秋冬をイメージした絵を手形アートで描くという。地域に暮らす親子60人が参加したこの日の企画ではこのキャンバスに桜の木をテーマにした作品を仕上げた。この桜の木は同園の園庭に60年ほど前から植えられているが、倒木などの事故回避のため今春に伐採することが決まっているソメイヨシノをモチーフにしたもの。参加者が桜色の絵の具を塗った手を白いキャンバスに押し付けていくと、満開の桜が浮かび上がった。
今後は「ひまわり」で夏、「ハロウィン」で秋、「クリスマス」で冬を表現したペタペタアートを1年ごとに描き、仕上げる予定だという。
渡邉理事長は「つながりハウスが地域の子育て家庭の拠点となり、地域の人たち同士が『つながる』場になれるように、少しずつ活動を始めていきます。親子で気軽に立ち寄ってください」と話している。
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