投手としては同じ左腕の今永投手が手本だという渡邉さん
12月26日から行われるＮＰＢ12球団ジュニアトーナメントに向けて結成された横浜ＤｅＮＡベイスターズジュニアチーム（荒波翔監督）に、保土ケ谷区内で活動する坂本少年野球部の渡邉颯音さん（神奈川区在住）が選ばれた。
県内外から集まったプロを目指す小学生約６８０人の中から選ばれた16人のひとり。渡邉さんは「選ばれなかった人の分まで自分の役割を果たさなければという気持ち」と思いを新たにする。
幼稚園年長の頃、自宅近くの片倉うさぎ山公園で野球の大会を眺めていた際に「野球、好きなの？」とその時試合をしていた坂本少年野球部の関係者に尋ねられたのが、野球を始めたきっかけ。６年生になった今ではチームの主将としてメンバー35人をまとめる。
所属チームでは投手も務めるが、ベイジュニアでは主に一塁手としてプレー。野球用語で「球際の強さ」と呼ばれる捕球能力の高さが強みだ。
一方で大会に向けて課題に挙げるのがバッティング。ベイジュニアの練習ではボールに力が伝わる打撃フォームについて指導を受けたといい「佐野恵太選手のようなチャンスに強いバッティングをしたい」と意気込む。
投手としては打者を観察した上での配球が得意という”技巧派”。夢は「左のエース」としてのドラフト指名だ。
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