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公開日:2026.02.13
衆院選神奈川9区
自民・上原氏 激戦制す
前職を退け、初当選
第51回衆議院議員選挙は2月8日、投開票された。前職1人と新人2人の3人で1議席を争った神奈川9区(多摩区、麻生区)は、自由民主党・新人の上原正裕氏(47)が8万7531票を獲得して初当選した。中道改革連合(中道)で前職の笠浩史氏(61)は8万4024票で上原氏に及ばず、小選挙区の議席を手放したが、比例で復活して9回目の当選を果たした。日本共産党新人の赤石博子氏(65)は議席に届かなかった。
自民党候補者の当選当確で神奈川県の20小選挙区が埋め尽くされる中、最後の1議席を争った9区は、日をまたいでも膠着した状態が続いたが、午前1時8分頃、上原氏の当選確実が報じられ、決着がついた。開票速報後まもなく、上原氏が多摩区菅の事務所に姿を現すと、支援者から大きな歓声と拍手が起こった。
万歳三唱で深々と頭を下げた上原氏は「小選挙区はどちらになるかわからず、非常に不安な時間だった」と吐露しつつ、「高市政権下で働きたいと街頭で申し上げてきたが、同時に何よりも、今まで支えてくださった皆さまと対話する中で日本が変わるかもしれない、地域を守らなければいけない、その気持ちを高める12日間だった」と選挙戦を振り返った。続けて、「ここから日本の未来が開ける。これまで変わってこなかった地域、根本的に解決しなかった暮らしが、しっかりと私たちの手元に戻ってきていることを皆さまに報告する」と力強く述べた。
今後に向けて上原氏は「私は地域の皆さんから推していただいた。これからも徹底的に地域にこだわっていきたい」と抱負を述べた。
笠氏は比例復活
前職の笠氏は、9区で7回連続の勝利をかけて挑んだが、3507票の差で上原氏に敗れ、議席を明け渡した。
1時40分頃、比例南関東ブロックでの復活当選が報じられたが、表情を和らげることなく支援者に深く頭を下げ、「党の執行役員として、私が小選挙区で当選することが、(党の)もう1議席の獲得につながった。(それが叶わず)悔しい限り」と唇をかんだ。
報道陣に対し、笠氏は「比例復活は支援者や地方議員の皆さんが与えてくださった議席。落選した多くの仲間の分までしっかりと働いて、次へつなげていくため頑張っていくしかない」と結果を受け止めた。選挙戦の手応えについては「決して悪くなかった」と振り返ったものの、「選挙活動で実際に会える人たちへの反応は良かったが、勝ち抜けなかったのは私たちの見えない層が中道に厳しく、高市政権の支持が高いのは変わらず、勢いが増していった」と見解を述べた。
共産党の赤石氏は票を伸ばせなかった。本紙の取材に赤石氏は「全体的な結果に正直驚いている。激励やサポートをいただくなど特に女性からの反応が良かったのが印象的だったが、党としても全国的に残念な結果だった」と話した。
9区全体の小選挙区の投票率は57・68%。前回2024年10月27日の衆院選9区の投票率に比べて、0・30ポイント減少した。多摩区は55・88%。麻生区は59・93%で市内で最も高かった。
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