保土ケ谷区 社会
公開日:2025.06.26
石田泰尚さんが特別指導
桜丘高校弦楽部を訪問
横浜市立桜丘高校(高須晴子校長)で6月17日、「横浜みなとみらいホールプロデューサー」(2025〜27年度)に就任したバイオリニストの石田泰尚さんらによる同校弦楽部部員への指導が行われた。
これは、国内外で活躍する演奏家をプロデューサーに迎え、演奏家が企画制作から同ホールと連携することで音楽ファンの心に残る企画性の高い演奏会の実現などを目指す事業「プロデューサーinレジデンス」の一環。次世代育成や地域に根ざしたプロデュース事業の1つとして横浜市内の高校と中学校の弦楽部を石田さんらが指導する「弦楽合奏部応援プロジェクト」として同校を訪れた。
石田さんは、同校弦楽部でバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスを担当する7人を指導。7月に開催されるかがわ総文祭2025で演奏する予定の『弦楽セレナーデ』を一緒に演奏しながら、「この曲はワルツだからふくよかな感じで演奏したほうが良い。どういう音を出したのかをイメージすることが大事」と伝えたほか、弓の使い方などを熱心にアドバイスした。
指導を受けた矢島杏菜さん(3年)は「第4楽章で音が飛んでいる所が難しくて弾けなかったけど、最初の音の強調の仕方など具体的に指導して頂き、貴重な機会になった」と振り返った。また、石田さんは「とにかく一人でも音楽の楽しさ、合奏の楽しさを感じてもらいたいという思い。自分の演奏を聴いて刺激を与えられたのならうれしい」と述べた。
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