保土ケ谷区 社会
公開日:2025.07.31
かながわアートホール
写真とことば展開催中
きょうだい児に焦点
保土ケ谷区内在住のフォトグラファー中祖直子さんによる写真とことば展「めんとむかって〜きょうだい児に贈る、親からのラブレター〜」が現在、かながわアートホール2階の展示ギャラリーで開催されている。
二児の母である中祖さんの長男は最重度知的障害と肢体不自由児で、妹の長女は健常者。「障害や病気を持つ兄弟姉妹がいる子どもを指すきょうだい児に向けられた想いがこれまであまり語られてこなかった」と感じた中祖さんが企画し、かながわアートホールの主催で実現した。
今回の写真とことば展では、自身の家族を含む7家族の計14枚の写真とともに、親からきょうだい児へのメッセージが添えられている。
中祖さんは「きょうだい児という言葉を知らない方は多いと思う。私自身も長男の介助に時間がかかり、介助中は長女を待たせてしまうことが多い。長女に顔を向けるなどできる限り寂しい思いをさせないように心がけているけど、きょうだい児本人の気持ちはわかりません。親の気持ちに触れるとこで、見る側もハッとさせられたり、自分の心の奥に眠る気持ちに気が付くきっかけになるのでは」と語る。
11月末まで
展示は11月30日まで。8月12日、31日、9月1日、22日、10月20日、11月17日を除く開館日の午前9時から午後9時まで閲覧可能。
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