矢向地区センター(長嶺憲一郎館長)で5月27日、卓球初心者サポーターの認定式が行われ、活動を開始した。サポーターはボランティアで、区内では初の取り組み。卓球初心者の心強い味方として、活躍に期待がかかる。
矢向地区センターはJR南武線の矢向駅に近く、川崎市との境に位置する。地域ケアプラザが併設されていることから駐車場もあり、利便性が高いため、多くの利用者が訪れる。センターによれば、区民以外にも川崎市からの利用者が全体の3割に上るという。
初心者の声きっかけに
同センターの体育室では個人利用の時間帯を設けているが、特に卓球の利用が盛んで、ほぼ毎日順番待ちの状態。そんな中、「やりたいけど、上手い人の中で練習しにくい」といった初心者の声がセンターに届き、長嶺館長がサポーター設置を発案。同センター文化祭卓球大会の世話人・岩村富男さんに協力を依頼し実現にいたった。
顔つなぎで利用を
今回、サポーターとなったのは、岩村さん、関口澄子さん(若葉会)、小松光雄さん(矢向卓友会)、井上英子さん(同)、伊澤光子さん(紅葉会)の5人。卓球サポーターと書かれた緑色のバッチをつけ、卓球初心者のレベルに合わせて相手をしてくれる。
岩村さんは、「教えるのが主体ではなく、顔つなぎの意味合いも大きい。しばらくやっていれば上達して、顔見知りにもなるはず。そうすれば一人でも参加できる」とサポーターの意義をそう話す。
当面は、体育室の個人利用時間帯(休館日を除く13時〜17時)に活動予定だが、ボランティアのため、日にちや時間帯によってはいないこともある。また、初心者のほか、小・中学生の相手も行う。
岩村さんは、「今後は来る人が増えれば、サポーターの増員も考えたい。これまで卓球をやりにくかった人も気軽に声をかけてもらえれば」と話す。
利用詳細は、矢向地区センター【電話】045・573・0302まで。
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