鶴見区 社会
公開日:2014.08.07
ファミマ店員が詐欺防止
鶴見署から感謝状
医療費などの過払い金を返還することを名目に金をだまし取る「還付金詐欺」の被害を未然に防いだとして7月29日、ファミリーマート鶴見獅子ヶ谷店の加藤勝美さんに、鶴見警察署から感謝状が贈られた。
同署によると、7月15日午後に同店へ80代の男性とその妻が来店。携帯電話を使いながら店内のATMを操作し始めた。その様子を見た加藤さんは、詐欺の可能性があると判断し、声をかけたことで被害を防いだ。
同じ日の午前中に、夫婦のもとには鶴見区役所を名乗る人物から医療費の過払い金を返金するという電話があった。夫婦はその後キャッシュカードや通帳などを持参してファミリーマートへ向かうよう指示されていた。「被害を出すことなく防止できてよかった」と加藤さんは話す。
同署管内の振り込め詐欺などの件数は、今年1月から7月28日までで36件。被害額は約1億6300万円に上る。還付金詐欺は15件で、特に多くなっている。
同署は、「まさか自分は騙されないだろうとは思わず、十分に注意してほしい」と呼びかけている。
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