JR鶴見駅東口駅前広場の再整備事業が、鶴見駅前交番の新設をもってこのほど完了した。2012年から工事を開始し、当初の予定より半年以上遅れての完成。地元からは景観などを評価する声がある一方、さらなる利便性向上を求める意見も上がった。
再整備の主な内容は、歩道の拡張とバス停の集約。歩道にあったバス停を中央のバスプールにまとめることで、乗り降りを円滑にした。また、バスやタクシー、一般車の通行を分離し、安全性を確保した。
当初は2014年度中の完了を目指していたが、バスの運行などの駅前機能を維持して整備を進めたため工事は長期化。工事の時間帯が限られたことや、駅周辺の民間ビルの建て替えが重なったことなどが遅れの要因となった。
再整備の最後となった新鶴見駅前交番は、旧タクシー待機所に新設された。これまでは鶴見駅東口地区市街地再開発事業に伴い、駅ビルから京急鶴見駅高架下へ移設し、仮設交番として運営されていた。
交番の脇には約400平米の広場スペースも整備され、3月31日に広場で初めての交通安全キャンペーンが行われた=中面に関連記事。今後の活用法は、検討を進めていくという。
整備された東口について、地元からは「バスやタクシーが別々になり、すっきりしてきれいになった」「交番が駅前になりわかりやすくなった」と評価する声が上がった。一方で、「歩行者の導線が悪く、車も渋滞しやすい。広場スペースに違法駐輪をする人が出るのが心配」とさらなる改善を求める意見もあった。
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