JR鶴見駅(竹原新二駅長=人物風土記で紹介)で、京浜東北線のホームドア設置工事が6月以降着手される。整備を進めるJR東日本は、2017年度中の使用開始を目ざしたいとしている。
JR東日本は、これまでにも安全対策のため、山手線や京浜東北線の一部の駅で、ホームドア整備を進めてきた。
神奈川県内のJR線の駅の中では、まだ整備事例はなく、鶴見駅は県内で初めてのホームドア設置駅となる。
主要線への影響防止
鶴見駅から着手する理由についてJRは、京浜東北線と並行して横須賀線や東海道線が走っていることを挙げる。「万が一転落などが起きた場合、主要線への影響が大きく、優先順位が高かった」と担当者は話す。 また、鶴見の場合、常に同じ10両編成で電車が運行していることも一因となった。車両編成によって電車のドアの位置は異なるため、様々な車両が乗り入れする駅よりも、整備しやすい条件だったという。
国と神奈川県から補助を受けられたことも、工事を前進させた。
人身事故減少に期待
設置予定のホームドアは高さ1・3m。すでにホームドアを付けた山手線の駅では、劇的に人身事故が減っているという。竹原駅長は、「鶴見駅でも効果が出るはず。安心・安全な環境で電車を利用してもらえるようになる」と期待をかけている。
工事中も通常通り電車の利用はできる。JRは「早期整備に努めていきたい」と話している。
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