昨夏から一部利用が始まった「二ツ池公園」。2016年度中に未整備の西側の工事を進め、全面開園を目指していたが、延期されることがわかった。西側の工事予定地を所得するための交渉が続いているためだ。横浜市は、公園事業をさらに3年延長する手続きに入っており、19年度までの全面開園を目ざす考えだ。
二つ池公園は、かつてかんがい用のため池だった二ツ池を公園化。市内でも有数の生物生息地で、自然環境を保護する「保全ゾーン」や散策を楽しむ「利用ゾーン」を設け、景観や環境を活かせるよう設計された。
09年の公園整備の決定以降、地域住民と市が管理運営方法を検討し、15年7月、東側の散策デッキなどが完成。当時から西側用地の交渉は継続中だったため、全面開園は延期。東側の一部利用開始となり、釣りも可能な同園には愛好者らが多く集まっている。
計画案変更せず
整備が遅れている西側には、トイレやインフォメーションコーナーなどの設置を想定している。
工事予定地の交渉は現在も続いているため、市は事業期間を19年度まで延伸する手続きを進めている。今後も公園の計画案は変更せず用地取得の交渉は続け、3年後の全面開園を目ざしたいという。「なるべく早く用地は取得したい」と市担当者は話す。
トイレ必要
公園の清掃などを担う愛護会の小山和雄会長は、「いずれは子どもの釣り大会なども企画したいので、トイレや手洗い場などがないのは困る。早期に完成させてもらいたい」と要望を語っていた。
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つるぎん27日に4月25日 |
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