(公社)日本植物学会第81回大会が9月10日、東京理科大学で行われ、高校生ポスター発表部門で法政女子高等学校3年山崎のどかさんの発表が最優秀賞を受賞した。区内では横浜サイエンスフロンティア高校に次いで2校目となる。
大会は高校の教諭や生徒と大学研究者らとの交流の場として開催しているもので、全国から38人の高校生が集まった。学会の研究者らが審査し、優秀賞5件、最優秀賞1件が選ばれた。
山崎さんの発表は「セダムの葉は離層葉の構造によって積極的に独立しようとしている」というもの。多肉植物セダムの葉はカミソリで切ると枯れてしまうが、手では簡単に取れて葉から根が生え、生成する。その仕組みを追究した。
山崎さんは部活の引退を前に、何か研究をしてみたいと強く感じた。テレビ番組で大好きなトマトを特集していたことから、テーマを植物に絞り、本を漁った。自宅にあった多肉植物の葉から根が生えるのを見て、不思議に思ったという。同校の鈴木恵子教諭の紹介で、サイエンスフロンティア高校の矢部重樹教諭、名古屋大学の中川知己特任助教授らにも指導を受けながら、研究を重ねた。
山崎さんは「大学生になっても研究を続けたい」と意気込んだ。
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