神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2018年4月19日 エリアトップへ

県、キリン工場に水素拠点 東宝タクシーがFCV運用

社会

公開:2018年4月19日

  • LINE
  • hatena
キリン横浜工場に設置されたSHS(右奥)と東宝タクシーが導入したFCVハイヤー
キリン横浜工場に設置されたSHS(右奥)と東宝タクシーが導入したFCVハイヤー

 神奈川県は4月9日、区内生麦のキリンビール横浜工場内に、燃料電池自動車(FCV)用の水素を製造・供給する「スマート水素ステーション」(SHS)を設置した。全国19カ所目で県内初。国内で初めて公共交通となるハイヤーに使用され、東宝タクシー(株)=鶴見中央=が担う。普及を目ざし、鶴見から次世代の取組がスタートする。

 同工場が一昨年、薄膜太陽光パネルを設置した際、県に「(太陽光パネルを)地域貢献にも使いたい」と申し出たことがきっかけ。水素社会実現を推進している県の施策などと一致したことで、SHS設置にいたった。

 一方、東宝タクシーは、以前から別のプロジェクトで県とつながりがあったことから協力。使用するFCVハイヤーを1台導入した。

公共交通利用でPRへ

 工場内の太陽光パネルで発電された電気で水を分解し、二酸化炭素(CO2)フリーの水素を製造する。一日最大で150Km走行できる水素量がつくられるという。

 県は3年以内にタクシーに利用したい考え。2017年現在、県内のFCV普及台数は200台、商用の水素ステーションは13カ所だが、これを25年度には2万〜10万台、25〜50カ所という普及目標を掲げる。

 「一台一日平均30人乗車する。PR効果は高い」と東宝タクシー。県も「公共交通への活用で人目に触れることが多くなり、水素を身近に体感してもらえれば」と期待する。

 キリンビール横浜工場の神崎夕紀工場長は「地域のエネルギー循環に寄与できるのは嬉しい」と設置を歓迎した。

 東宝タクシーは、5月12日に県立三ツ池公園で開かれるイベントで、FCVハイヤーを展示予定。「外部給電が可能で、災害時にも役立つ。見てもらえれば」と話している。

鶴見区版のローカルニュース最新6

南米の民族楽器で演奏会

南米の民族楽器で演奏会

入船公園で27日

4月25日

總持寺・花月園を巡る

神奈川歴史散歩

總持寺・花月園を巡る

5月25日、約4キロ

4月25日

つるぎん27日に

「生活の困りごと気軽に相談を」

「生活の困りごと気軽に相談を」

生活支援コーディネーター PR動画を作成

4月25日

非常用トイレ備えて安心

自宅便座に簡単設置

非常用トイレ備えて安心

マンションで逆流トラブル

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook