鶴見警察署管内で交通事故が急増している。6月28日現在、前年比39件増の322件で、増加件数は県内ワースト1位となっている。鶴見署は「事故が増えていることを知ってもらい、ルールやマナーを意識してもらえれば」と呼びかける。
同署管内の事故件数は、2015年に5年ぶりに増加に転じて以降、3年連続で増えており、今年もその傾向に歯止めがかかっていない状況。特に自転車関係の事故の割合が増え、前年比20件増の86件となっている。
地区別では、国道など幹線道路が走る下末吉、駅前の鶴見中央のほか、駒岡や矢向での発生がやや多い傾向にある。
同署は、増加の原因を「特定はできない」としながらも、自転車については「意識の低下があるのではないか」と分析。「歩行者感覚で運転している人が多い。自転車も車両。ぶつかって立ち去ったら本来はひき逃げになる」と指摘する。
小学校でも啓発
鶴見署は自転車利用者のマナーアップ対策として、小学校や自治会などでの自転車教室等を実施している。
6月26日には、豊岡小学校で4年生104人を対象とした教室があった。
当日は校庭に白線で道路を描き、乗り方を伝授。安全確認の大切さや車の特性などを伝えた。「小さいころから安全意識を高めるのは大事。将来の事故防止につながる」と鶴見署は話した。
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