済生会横浜市東部病院=下末吉=が、医療機能拡充に向けた取組として、敷地内に新棟を建設し、事務機能の一部を移転させることがわかった。新棟はこの4月から着工予定で、完成は2020年5月を目ざす。その後、本棟の改修に入るという。
充実のためスペース確保
東部病院は、2007年に開院した横浜市内東部地域の中核病院。災害拠点病院にも指定されている。
新棟建設のきっかけは、人員増加によるスペース不足だ。同院は開院以来、高度急性期病院として備えていた救命救急センターをはじめ、がんセンターや患者支援センターなどを設置し、医療面を充実させてきた。
それにともない、医師や看護師、事務職員も含めた総スタッフ数は、当初の約1千人弱からおよそ1500人まで増加。増員のたび、本棟の倉庫や会議室などの仕様を変更しながら、さまざまなスペースを確保してきたが、限界が近づいていたという。
同院は、「さらに医療機能を充実させるには、事務機能の一部を移転させる必要がある」とし、今回の新棟建設に踏み切った形だ。
20年5月以降に改修
新棟は、敷地内の南西側、国道1号線沿いにある来院者用の駐輪場部分に建つ。駐輪場は移設される。
5階建てで、研修室や会議室、事務室などが設置される。また、これまでなかった機能としては、病院スタッフ専用の病児保育室も置かれ、働き方改革の一環も担うという。
完成は2020年の5月を予定。本棟から事務機能を移転させたあと、空いたスペースを活用して、既存の医療機能を拡充していく。広げる機能は今後検討していく方針だという。
同院は「来年5月の完成時点までには、本棟拡充の青写真を描きたい」としている。
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