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風呂デューサー企画 尻手・矢向で都市湯治 自分と出会う旅を

文化

掲載号:2019年10月3日号

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冨士の湯の見学とめだか庵での懇親会(以前の様子)
冨士の湯の見学とめだか庵での懇親会(以前の様子)

 忙しい日常に、「湯治」という非日常を――。

 「都市湯治 在るべき自分と出会う旅」と題したイベントが10月12日、矢向と尻手周辺で行われる。主宰するのは、大田区の浴場で働き、これまで約800の風呂に入ったという“風呂デューサー”こと毎川直也さん=人物風土記で紹介。

 2014からスタートした同企画。今回は矢向、尻手周辺を散歩し、冨士の湯を開店前に見学した後、入浴するほか、最願寺本堂での住職講話、同寺の交流室「めだか庵」での懇親会など、非日常を味わえる一日となっている。

湯我の境地へ

 企画の背景には、湯治を知り、味わってほしいという強い思いがある。

 一般的に湯治とは、温泉宿に長期滞在し、その効能などで療養すること。入浴時、低血圧状態になると、思考力が低下し、細かいことを考えられなくなるという。すると、自分の今の人生を単純化して見直すことができ、この感覚を毎川さんは湯治の神髄として「湯我の境地」と名付けた。「神髄を知れば、湯治は都会でもできる」。湯治の一部分を切り取り、都会で体験できるよう再編したのが「都市湯治」企画だ。

「働く」を見直す

 矢向、尻手地域には、泉質も風情も異なる良い湯が集まっているという。

 今回からプランに入った街歩きでは、良忠寺にある煉瓦の仕事で亡くなった人の墓を訪れ、月に一度しか休まない冨士の湯の思いを聞くことで働く価値観を見直す。毎川さんは「忙しくて自分を見失いがちな現代。湯治は自分らしく生きるための一助になる」と話す。

 一日滞在は参加費3千円。定員20人。スポット参加も可。要事前申込。10月5日締切。詳細・申込は、HP/http://furoducer.net/20191012tosh

itoji-info/または【電話】050・5579・4639(WEB申込推奨)。

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