緊急事態宣言が継続中だった5月24日、JR鶴見線の国道駅そばを走る生麦魚河岸通りに、「ドライブスルー魚屋」が登場した。仕掛けたのは、魚河岸通り沿いの鮮魚店「横芳商店」の三代目・横山貴一さん。豊洲で仕入れた鮮魚などのセットを、SNSで先着予約した約30人に販売した。
”密”回避 生麦に登場
きっかけはテレビのニュース。新型コロナ対策として、各地でドライブスルー販売が行われていることを知り、「魚屋も」と企画した。
「ちょうど何かやりたいと思っていたときだった」と横山さん。メインとなる横浜、川崎の料理店への卸しは、自粛と休業で8割減の状況。「アジ一匹から一般小売もやっている。もっと魚の美味しさを、生麦魚河岸を知ってほしかった」
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当日用意したのは、箱詰めのウニや活け車エビ、本マグロなど6種類。「豊洲の仲買にがんばってもらった」としたセットは、この日の時価で1万6千円以上。それを1万円で提供した。
「自粛で外食できない人に、魚を食べてもらえた。みんな美味しかったって」。販売後、SNSを通じて知った声に横山さんは喜ぶ。
今回、予想以上の人気で断った人たちもいた。宣言は解除されたが、続く新型コロナの影響。6月にも第2弾を企画するつもりだ。「毎回競りなので、次はどんなセットかわからないけど、出来る範囲で続けたい」
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