白鵬女子高等学校の高橋理菜さんがこのほど、サステイナブルな未来を目指す若い世代のためのコミュニティ「nest」に選出された。
nestは(株)博展が発足した新しいコミュニティ。同社は、高校生がサステナビリティな取組に対する知見を深めることを目的とした国際会議などを開催している。単発的な活動にとどまらず、継続した活動につなげるために今年2月、nestを立ち上げた。メンバーは数年をかけて専門家の講義などの学びや仲間との意見交換を通して実際に社会に向けたアクションを目指す。高橋さんは審査を経て30人の一人に選ばれた。
経験を行動に
エジプトと日本のハーフである高橋さんは小学校4年生の頃までアラブ首長国連邦に住んでいた。当時、国が違うからという理由で受けた差別。「気持ち悪がられたり、距離を置かれて居場所がなかった」
日本に来た中学生の頃には摂食障害などの精神疾患を患った。陸上部に所属していた高橋さんは「もっと痩せて足を速くしなければ」という思いから2カ月で15kg痩せた。「例えば、細い体型が正義というような概念の流行りが、個人の生き辛さにつながっていると思った」と当時を振り返り、「自分と同じような思いを誰にもしてほしくない」と強く感じた。
昨年、(株)博展主催の国際会議に出場。そこでnestの存在を知り、メンバーに応募した。「自分の経験を行動につなげるため、まずは学びを深めることが必要だと思った」と応募の動機を語り、今後は「色々な人と協力しながら、社会に対して行動する経験値を積みたい」と意気込んだ。
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つるぎん27日に4月25日 |
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