鶴見大学附属中学校・高等学校の生徒が1月12日と13日の2日間、曹洞宗大本山總持寺で「耐寒参禅会」に参加した。
同校は曹洞宗系の学校で、禅の教えを教育の柱に据える。参禅会は建学の精神の実践の一環として、1952年から寒稽古の一つとして始まったもの。毎年全校生徒の8割以上が希望して参加するほか、保護者や卒業生の参加者も多いという。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった今回は、2日間で743人の生徒が参加。朝7時に「千畳敷き」の總持寺大祖堂に生徒たちが一堂に集い、約30分間静かに座禅を組み、瞑想に集中した。参加した生徒からは「日常でこのような静寂の時間を持つことはできない。貴重な体験をさせてもらえた」「自分に向き合う時間で大変有意義でした」といった感想が聞かれた。
例年は4日間にわたって開かれ、皆勤を目指して多くの生徒が参加する同会。同校の担当教諭は「新型コロナの影響で一度もこの参禅会を体験しないまま卒業を迎えることがなくて良かった」と語った。
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