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公開日:2023.05.04
寺尾小学校
文部科学大臣表彰を受賞
独自の読書活動が評価
市立寺尾小学校(北村高則校長)がこのほど、文部科学省から今年度の「子供の読書活動優秀実践校・図書館」に選ばれ文部科学大臣表彰を受けた。同校では図書ボランティアの協力で読み聞かせを毎週行っているほか、コロナ禍の校内テレビ放送での読み聞かせや図書委員会の取り組みなどが評価された。
同表彰は2002年度から子どもの読書活動の一層の推進のため、特色のある優れた実践を行っている学校や図書館、団体等に行っているもの。今回表彰を受けたのは全国226の学校などで、市内では同校と本牧南小学校、中図書館(いずれも中区)の3カ所が選ばれた。
同校は「日本一の読書の学校」を目指して、毎週水曜日の朝に15分間ほど読書の時間を設けているほか、同校児童の保護者で作る「図書ボランティア」が毎週校内のどこかで読み聞かせを行っている。
同ボランティアは20年ほど前に立ち上げたもの。コロナ禍の期間には、児童を集めて読み聞かせをすることが難しくなったため、見せ方をメンバーで相談。各クラスに設置されているテレビを使った放送や、低・中・高学年別に本を選んで編集した動画を体育館で上映するなど、工夫を凝らして活動を続けてきた。
また、事前に音声を収録することで撮り直しができたり、サプライズで先生に出演してもらうなど動画ならではの利点もあり、コロナ禍でも児童に楽しんでもらう工夫が今回の受賞でも高く評価された。ボランティアの一人は「私たちも楽しく活動する中で、子どもや先生たちにも楽しんでもらえて幸運だと思う。胸を張って活動していきたい」と笑顔で語った。
図書委員会でも工夫
また、児童たちが取り組む図書委員会の活動も評価された。
児童が薦める本の「紹介カード」を作成して図書館の本と一緒に掲示したり、読書をするとスタンプが押され、溜まるとお薦めの本などが書かれた「おみくじしおり」がプレゼントされる「読書スタンプラリー」を全校で行うなど、独自の取り組みで児童たちの読書の意識づけに努めた。
今回の受賞を受け、北村校長は「読書活動は学校だけでは限界がある。児童たちの活動はもちろん、ボランティアの皆さんと今後も連携し、より良い活動を行っていきたい」と語った。
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