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鶴見区 教育

公開日:2023.11.16

豊岡小学校が100周年
ダンスホールの様なにぎわいでお祝い

  • お祝いケーキに点灯する児童たち

 市立豊岡小学校が創立100周年を迎え、11月4日に記念式典が行われた。児童集会では学年ごとに準備した企画を発表し、最後は会場みんなで歌い、踊るダンスホールさながらのにぎわいで周年を祝った。成田玲子校長は「児童たちの頑張りはもちろん、日頃から支えてくださる保護者と地域の皆さまのおかげでこの日を迎えることができました」と感謝を述べた。

 100周年を迎えるにあたり、児童たちで考えたスローガンは「未来へつなげ 笑顔と希望 みんなでつなぐ 豊岡のバトン」。100年という歴史に感謝し、伝統を受け継ぎながら、明日を拓く豊岡っ子たちの思いが込められている。

 児童集会は、成田校長が100周年キャラクター「とよぴょん」と一緒にタイムスリップして昔の豊岡のまちを巡る動画からスタート。よく知るまちの昔の全然違う様子に、児童たちから驚きや歓声が上がった。

 そして、1・2年生と7組が作成した大きなお祝いケーキへの点灯式で集会が開始。学校の校歌をみんなで歌い、5年生はこれからも大切にしていきたいものをステージの看板に描き、合唱「瑠璃色の地球」を披露。美しいハーモニーに会場から大きな拍手が沸いた。

 フィナーレとなる6年生の発表では「ダンスホール」という曲を演奏し、会場にも歌や踊りへの参加を呼びかけ、息の合ったダンスや演奏で大盛り上がり。児童全員で学校の”誕生日”を祝うムードに溢れていた。

 児童集会のあとには、歴代校長や地域関係者ら来賓を招いての式典も行われた。記念式典で挨拶した成田校長は、100周年事業に携わった保護者や地域の関係者に感謝を述べ、式典を行うことができる喜びや「明日を拓く豊岡っ子」たちの明るい未来を願った。

豊岡小の100年

 豊岡小学校は、1923(大正12)年に鶴見尋常高等小学校の分校として開校した。しかし、同年9月の関東大震災で建てかけの校舎が倒壊。改めて校舎を建て直し、翌年に校舎が完成。開校祝賀式が行われた7月10日が創立記念日になった。

 この100年で学校名も鶴見尋常小学校から豊岡尋常小学校、豊岡小学校と変遷を辿ってきた。

 開校当時の校舎は木造2階建て。1クラス50人以上で、一つの机を児童2人で使うほどの児童数だった。第2次大戦中には校庭にも防空壕が作られ、児童たちの集団疎開も行われた。

 戦後は、豊岡のまちの発展と共に児童数も増加。58(昭和33)年には東校舎が建てられ、当時の児童数は2358人で45学級もあった。そして、61(昭和36)年に今の校歌ができ、50周年の際には地域の夏の祭りでもお馴染みの「豊岡音頭」が作られた。

 100年という大きな節目を迎え、数年後には校舎の建替えも検討されている同校。地域には親子3代、4代で同校に通ったという人も多く、これからも子どもたちを育む大切な場として、地域と共に歩んでいく。

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