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鶴見区 社会

公開日:2023.12.21

ゆうちょ銀行で強盗訓練
迫真の演技に緊張走る

  • 犯人にさすまたで応戦する警察官たち

 強盗への対処法を学ぶ防犯訓練がこのほど、ゆうちょ銀行鶴見店=鶴見中央=で行われた。

 これは同店と鶴見警察署が協力したもので、訓練は窓口で金銭を要求された場合を想定。犯人役が刃物を出して「金を出せ、急げ」と威嚇。さらにカウンターの中にも侵入し、職員を脅迫。通報を受けて警察官が駆け付けた際には職員を人質に取るなど、緊迫した状況に。最後は警察官がさすまたで犯人役を逮捕し、訓練は終了した。

 訓練後の講評では、鶴見署員が「犯人が威圧してきても物怖じせず『お金を用意するのでそこでお待ちください』など、こちらから指示をしたほうが暴れない可能性が高い」とアドバイス。また、「埼玉で立てこもり事件があったばかり。強盗もリスクがあるからこそ、何をするかわからない。防犯について改めて確認を」と呼びかけた。

 訓練を終え同店の熊川武司店長は「起きないのが一番だが、訓練を通じしっかり役割確認などをすることが大事。お客様の安全を守るために、今後も訓練を重ねていきたい」と気を引き締めた。

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