戻る

鶴見区 経済

公開日:2025.07.17

横浜健康経営認証
女性特有課題対応も評価
今年度の募集始まる

  • 市の健康経営PRチラシ

 横浜市が今年度の「横浜健康経営認証」の取得を希望する企業、事業所の募集を開始した。

 健康経営とは従業員の健康増進に力を入れることで、生産性向上などにつなげる経営手法。市は2016年から独自の認証制度を開始し、市内企業、事業所の取り組みを「クラスA」から「クラスAAA」の三段階で評価している。

 今回募集が始まったのは2026年4月からの認証。新規の場合は2年間、2回目以降の場合は4年間の認証を受けることができる。

 前年度からの大きな変更点として、市担当者は「『女性特有の健康課題への対応や、女性の健康保持増進に関する取り組みを行っているか』や『ストレスチェックの集計分析』が新たに評価項目に追加されたこと」を挙げた。いずれも「クラスAA」の認証に関連した項目。「女性特有の健康課題への対応」は市独自算出の統計により、女性の健康寿命が短縮しているとの結果が出たことを受け項目に加わった。

 具体的には婦人科健診、子宮がん検診、乳がん検診への金銭的補助、月経周期の心身の変化に伴う休暇等の支援、女性に多い病気に関するセミナー実施や、情報提供などが、取り組みとして想定されている。

 また、「ストレスチェックの集計分析」については「ストレスチェックの実施」が義務化されるため、「結果を用いた集計分析」が評価対象になった。

 2025年に認証を受けている企業、事業所は940。制度発足以来初めて前年比減に転じた。市担当者は「認知が進んでいないことが課題」とし、「国の認証制度は大企業向けだが、市は中小企業でも認証を受けられる。中小企業は従業員の健康増進に取り組み、認証を受けてもらいたい」と話した。応募は9月30日まで。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

鶴見区 ローカルニュースの新着記事

鶴見区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS