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鶴見区 意見広告

公開日:2025.10.09

県政報告ひでしの「実績で勝負」102
子どものアイデアで地域課題を解決するプロジェクトの見直しを実現
公明党 鈴木 ひでし

  • 優秀賞を受賞した小学生グループ

 県が令和6年度にスタートした、子どもたちのアイデアで地域課題を解決する「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」をご存知ですか?

 このプロジェクトは、子どもたちからアイデアを募り、県がそれを事業化し実施するもので、昨年度は小学生から若者まで102件もの提案があり、その中から最優秀賞3件と優秀賞6件が選ばれました。昨年度から順次事業化が進んでいますが、実現に至った子どもたちの素晴らしい提案について、いくつかご紹介いたします。

実現に至った子どもたちの提案

 小学生部門の優秀賞を受賞した横浜市の小学校4年生のグループは、学校で使用する教材を中心とした不用品譲渡会「おゆずり会」を提案しました。3月のおゆずり会は大盛況で、提案した子どもたちは「準備は色々大変だったけど、みんなで協力して実現できてよかった」「大人が手伝ってくれてうれしかった」と感想を寄せています。

 中高生部門で最優秀賞を受賞したのは、過疎化が進む真鶴町の歴史や文化を知り、釣りや森林浴など地域の特色を活かした自然体験をして、町内外の小学生から高校生の年代が交流する宿泊型自然体験ツアーの提案でした。2、3月に1回ずつ実施し、参加者アンケートでは「普段できない釣りや地域交流、異年齢交流ができた」、提案者からは「計画の段階では想定していなかった学びや気づきが多くあった」との声があったそうです。

 また、若者部門優秀賞の提案は、大豆やハーブ栽培など農作業を通じて地域と障がい者入所施設入所者とのつながりの再構築を図るもので、年間を通じて様々な交流企画が進行中とのことです。

 これらの子どもたちの言葉から感じるのは、実現にかかわる経験が子どもたちにとって豊かな成長につながっているということです。

子ども・若者の力を信じて

 わたしは、令和6年12月の県議会定例会で、子どもの提案を実現させるのは県ではなく、子どもが考えた提案を、子ども自らの力で実現させる、そして、こうした子どもたちのチャレンジを企業が応援する仕組みに発展させてはどうかと知事に提案しました。

 知事からは、「より一層子どもの目線に立ったものに変えていく」と答弁がありました。今年度は、このプロジェクトの見直しを図るため、子ども・若者で構成される検討会の実施が予算化され、提案者が自ら実現していくための仕組み、プロジェクトの名称、提出された提案の審査などについて検討していくことになります。検討会に集う子ども・若者たちが、どんなふうに自分たちのための新しいプロジェクトに見直してくれるのか非常に楽しみです。

 このプロジェクトが子どもの自由な発想力と行動力を活かした、子どもの力で社会を変えるような取組となるよう、提言者として今後もしっかりと見守ってまいります。

鈴木秀志

横浜市鶴見区豊岡町14-27

TEL:045-580-2830
FAX:045-580-2831

http://www.hideshi-suzuki.com/index.html

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