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鶴見区 意見広告

公開日:2025.10.30

県政報告【12】
教職員による性暴力、問題の根源は
県議会議員 共産党 木佐木ただまさ

 子どもたちが通う学校で、教職員による痛ましい性暴力事件が後を絶ちません。この深刻な問題を県議会の文教常任委員会で追及しました。

 そこで明らかになったのは衝撃的な事実です。性暴力・性加害事件で懲戒処分を受けた教職員のうち、経験5年未満の若手が占める割合は22年度で100%、昨年度75%に上りました。私はこの事実に基づき、「これは単なる個人の問題ではなく、若手教員が過ちを犯してしまう構造的な課題があるのではないか」と質しました。しかし、返ってきた答弁は「個人の経験不足や想像力の乏しさが原因」という、信じがたいものでした。問題を「個人の資質」に押し付け、組織としての責任から目を背ける姿勢では、根本的な解決は不可能です。

 問題の根源は、採用や研修のあり方に加え、何よりも「現場の深刻な多忙化」と「若手へのサポート不足」にあるのではないでしょうか。

 教員不足で現場に全くゆとりがない。その中で経験の浅い若手教員が適切な指導などを受けられないまま追い詰められ、取り返しのつかない過ちを犯してしまう。こうした負の構図こそが問題の本質だと考えています。

 しかし、県教委はそもそも定員数を満たす募集はせず、臨任で対応することを前提としています。これでは、現場は疲弊してしまいます。

 子どもたちが安心して学校に通え、保護者が学校を心から信頼できること。その当たり前を実現するため、私はまず、必要な数の正規教職員を確保できていない現状を変えることから、全力で取り組んでまいります。

木佐木 忠晶 

横浜市鶴見区潮田町2-120-2

TEL:045-504-5121

https://kisaki-tadamasa.jp/

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