神奈川区版 掲載号:2012年7月26日号
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連載寄稿 イルカ博士の生命感動日記 【1】生きる力とは何だ

 先の見えない世の中、「生まれてくるわが子の未来は大丈夫かしら」「生きていく力はあるだろうか」と、不安になっている方も多いのではないでしょうか。私は、子どもとイルカの交流活動を通して保育園・幼稚園・小中高校・専門学校・大学で教育に関わってきました。多くの親たちは、自分の人生と比較しながら「社会に出ても不自由しないように人並みの人生を送ってほしい」と願い、赤ん坊を早期教育した方がよいかどうか迷っています。

 学習ができるという学力だけが、社会を生き抜く力ではありません。生物のヒトという赤ん坊を、人間にするための営みが教育の基本です。乳幼児の潜在能力を引きだしてやり、内発力を付けるためには、どのようにしつければいいのでしょうか。これが、私の長年の研究テーマである「心の発生のしくみ」です。生物学、動物行動学、物理学、精神医学、脳科学、あらゆる観点から考察した結果、胎児から高齢期にいたる生命の時間軸による心の成長プログラムによる「生きる力」が教育の基盤である、という結論にいたりました。子育ての基本は、生物学的に「心の個体発生」のしくみをよく理解することなのです。

 これから不定期で連載することになりますが、まず、赤ん坊の心がどのようなプロセスを経て、いつ、どのような形で生きる力をもつ「人間」になるかを、体の成長期に合わせて紹介していきます。親は、子どもが「生きる力」をもつ意味を知っておかなければならない。これは、これから子育てを迎える方や現在乳児期の子どもをもつ方に知ってもらいたい知識です。

 残念ながら、「泣いたら抱けばいい」「紙おむつが濡れたら替えればいい」「愛情さえあればどうにかなるさ」だけで、子どもが自動的に生きる力を育んでくれるわけではありません。「子どもの体の成長とともに心がどのように育っていくのか」という生物学的な知識を持ち合わせて接することで、青年期に好奇心が出て、いろんな分野で活躍できる意欲ある子どもが育つのです。潜在力を引き出された子どもの「生きる力」は、生きる手段を適切に選択取得して一生発芽し続けるのです。本稿を読めば、乳幼児から早期教育をした方がいいのかという質問や不安も取り除かれるのではないでしょうか。少しでもそのお役に立ち、明るく楽しく笑顔で子育てができるようになっていただければ幸いです。

【日本ウエルネススポーツ大学特任教授・岩重慶一】
 

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