神奈川総合高校 文化祭で津別町と交流 修学旅行先の農家らが出店
神奈川県立神奈川総合高校(佐藤信行校長)で9月22日・23日に行われた「第18回翔鴎祭」に、修学旅行の酪農体験などで交流が生まれた北海道網走郡津別町の農家らが出店した。地元産のジャガイモや玉ねぎなどを販売するなど、津別町のPRを行うとともに生徒らとの再会も果たした。
当日は矢作農場の矢作芳信さんと川瀬ファームの川瀬保子さん、JA津別の柴山香織さん、津別町役場の平河裕康さんの4人が集まり、現3年生が昨年の修学旅行の体験記録などをまとめた展示教室に出店。津別産のジャガイモや玉ねぎの販売、地域限定のオーガニック牛乳の試飲などを行った。学校関係者や文化祭に訪れた人が教室内の展示を見たり、ジャガイモを試食しながら矢作さんたちの話に耳を傾ける姿もあり、オーガニック牛乳の試飲がお昼頃にはなくなってしまうほど盛況だった。
同高校では、昨年から「研修旅行」の7コースに津別町を加えた。市内の他校が修学旅行で北海道の酪農家に泊まって酪農体験をしていることにヒントを受け、津別町の酪農・農家に受け入れてもらった。当時の校長らが「文化祭でも一緒に何かできれば」と提案。半年ほど前から計画を始め、今回の出店に至った。
道東地方にある津別町。人口は現在6千人を切っており、高齢者が増え後継者となる若者が少ないという課題を持つ。矢作さんは「このような交流の機会を通して、たくさんの人に津別の応援団になってほしい」と思いを語った。
明日からは現2年生が研修旅行に出発する。
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