神之木町南自治会 ナザレ工房と消防協定 災害時の共助を約束
神之木町南自治会(楠本豊会長)と生活介護事業所ナザレ工房(井ノ上雅義施設長)が7月31日、「消防応援協力に関する覚書」を締結した。
当日は、吉原晴彦神奈川消防署長の立ち会いのもと覚書の調印が行われた。協定は、同自治会とナザレ工房支援の障害者グループホーム「ナザレンホーム」の間で交わされたもので、災害時に利用者や住民避難誘導、初期消火、応急処置などの応援活動を互いに行うことが盛り込まれた。調印を終えた楠本会長は「災害時、自治会として何ができるか対策を練っているところ。協定をきっかけにさらに進めていきたい」と話し、井ノ上施設長は「障害者が地域の中で一市民として協力し、一緒に生活できれば」と期待を寄せた。
神奈川消防署では、社会福祉施設と地域の災害時応援協定を積極的に推進しており、今回が31件目の締結となった。吉原署長は「この機会に、災害以外にも幅広い交流をしてほしい」と話した。
同自治会の加入率は約9割で、現在ナザレンホームで生活している6人の障害者は、協定締結を機に自治会に加入した。
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