明治初期に横浜に窯場があった眞葛焼を展示する「宮川香山眞葛ミュージアム」=栄町=で企画展「歴代宮川香山の眞葛焼」が行われている。
眞葛焼は京都・眞葛ヶ原の焼き物作家・宮川香山の作品。香山は輸出向けの陶磁器を製造するために1871(明治4)年、現在の南区庚台にあたる場所に窯を開いた。
独特の作品が評価され、世界各地の万国博覧会などで受賞を重ねた。1916年の没後、子や孫が香山の名前を継いだが、45年の横浜大空襲で窯が壊滅的な被害を受けたこともあり、香山の作品は途絶えている。
企画展では、初代、二代、三代の香山の作品が比較できるように展示されている。
同ミュージアムの山本博士館長は3月、太田小学校=南区=に眞葛焼の花瓶を寄贈している。眞葛焼について学習していた昨年度の4年生が挑戦した「太田チャレンジ焼」も展示されている。
同ミュージアムは横浜駅東口のベイクォーターそば。開館は土、日曜日のみ。午前10時から午後4時。入館料は大人500円、中高生200円。小学生以下無料。問い合わせは同ミュージアム【電話】045・534・6853。
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