クアトロハーツカフェ=反町1の6の6=で3月20日まで、写真展「川口家」が開かれている。桐畑在住の川口秀樹さん(34)と兄・裕樹さん(39)、裕樹さんの妻・道子さん(37)の”川口家”が、共通の趣味である写真をきっかけに企画した、家族で初めてとなるグループ展だ。
写真展には、川口家の3人が「時間」をテーマに撮影した作品約30点を展示。国内外のさまざまな情景からそれぞれが思うままに切り取った「時間」が店内を彩っている。
「家族みんな写真好きなら、”川口家”として写真展をやりたいね」。同店での開催が決まったのは昨年11月。3年前のオープン当初からの常連客である秀樹さんが、老若男女が利用していることやゆったりくつろげる空間を気に入り、店主の堀江充さんに話を持ちかけた。同店が写真展を開くのは初めての試みだったが、堀江さんは「店の雰囲気にも合うほっこりする作品だったので、すぐにでもやってほしいとお返事した」と話す。
「家族っていいなと感じてほしい」
3人とも写真が趣味となった時期やきっかけもばらばら。介護の仕事をしている秀樹さんの写真歴は1年ほど。外出できない利用者に季節を感じてもらおうと県内の写真を撮り始めたのがきっかけだ。「おばあちゃんたちは辛口評価」と苦笑いする。フリーライターの裕樹さんは、東日本大震災や父の死をきっかけに「記憶を記録しよう」とカメラを手にした。道子さんは東京・世田谷でフランス雑貨店を営んでおり、ホームページに載せる写真の質を上げたいと写真教室に3年通っていた。
「写真は素人でも気軽に楽しめることはもちろん、家族に共通の趣味があると絆が深まること、”家族っていいな”と感じてもらえたら」と笑顔をみせる3人。神奈川区をテーマに地元の人とまち歩きをして写真展を開くなど、既に今後のアイデアも出ている。写真展の詳細は同店【電話】045・620・8877へ。
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