神奈川区版 掲載号:2018年2月8日号
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済生会東神奈川リハビリテーション病院の院長に就任した 江端 広樹さん 藤沢市在住 58歳

リハビリ専門医の先駆者

 ○…済生会が日本郵政から横浜逓信病院を譲り受け改修、2月1日に開院した東神奈川リハビリテーション病院の初代院長。同病院は徒歩3分に位置する神奈川県病院から回復期リハビリ機能を移し、専門病院として生まれ変わった。「専門医を配置し、国内有数の治療機器を用いた最高レベルの医療を提供します。慶応大学との共同研究による先進的な取り組みも実践していきたい」

 ○…東京都杉並区に生まれ、東村山市で幼少期を過ごした。6歳で剣道をはじめ、大学時代に4段を取得。その後ブランクがあったものの、引っ越し先に道場があり42歳で復帰。現在7段の剣豪だ。「生活態度や姿勢など、私の人生に大きな影響を与えてくれた」と剣道への真摯な思いを語る。タクシー運転手だった父は常々、医師という仕事の価値を話してくれた。いつしか医師になるのが夢となり、中学の卒業文集には、イラスト入りで「医者になりたい」と書いた。

 ○…開成高校でも文武両道を貫き、1浪を経て慶応大学医学部に入学。退路を断つため、医学部は一つしか受験しなかった。合格後も高額な学費のことを考え、理系学部へ進学しようかと迷ったが、最後は「父の期待に応えよう」と奨学金を利用して医学の道へ。「イメージはしていたが、研修医になってはじめて責任の重さを実感した」と振り返る。

 ○…「パイオニアになれるよ」。恩師の一言で、まだ専門医が限られていたリハビリテーションの分野に進んだ。医療の現場では、スポーツ紙上で「義肢装具に強い医師10人」に選ばれるなど、すぐにリハビリ専門医として頭角を現した。11年前に神奈川県病院の副院長に就任し、横浜市東部地域における連携医療に力を注いできた。「地域の皆様に選ばれるリハビリテーションの専門病院を目指していきたい」。地域医療の充実に向け、その双肩にかかる期待は大きい。

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