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一針一針、雑巾ちくちく―― 認知症対応デイ 機能訓練に裁縫活用

社会

掲載号:2020年6月25日号

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雑巾を縫う利用者
雑巾を縫う利用者

 六角橋の認知症対応型デイサービス「スペースひだまり」では、裁縫を活用して利用者の機能訓練に取り組んでいる。

 通所している利用者は70〜90代の女性が中心で、針仕事に慣れている人も多いことから、心身機能の維持を目指して昨秋から実施。自由な縫い方で構えずに楽しんでもらおうと、「雑巾プロジェクト」と銘打ち手縫いの雑巾作りを行う。

地域交流にも一役

 利用者は若い頃に培った裁縫技術を生かし、毎朝45分ほどの時間でそれぞれが思い描く柄を慣れた手つきで縫い上げていく。一針一針丹精を込めて作った雑巾は、近隣の地域ケアプラザに寄贈しているほか、来所した人が自由に持ち帰ることができるよう施設の玄関先にも置いている。

 SNSで取り組みを知った人から生地のタオルが送られてきたこともあるといい、雑巾プロジェクトには利用者の機能訓練だけでなく、地域との交流という思わぬ効果も。施設を運営する「つながり」の代表で、社会福祉士・認知症予防専門士の神馬幸子さんは、「利用者さんが昔からやってきたことの中から、今でもできることをスタッフが見極め、自信につながるものを楽しんでもらえたらうれしい」と話している。

施設の玄関先で無料配布する
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