神奈川小学校6年生の西原瑞姫(みずき)さん(11)が、9月19日に行われた全国規模の新極真空手大会「全北陸空手道選手権大会」(新潟県)で型と組手の階級別で入賞した。西原さんは「優勝を逃して反省点はあるけれど、楽しんで試合をできた」と喜ぶ。
同大会は全国9ブロックのうちの北陸大会で、全階級に550人ほどが参戦(複数エントリー含む)。西原さんは組手の「小学6年女子上級の部」と「型小学5・6年上級の部」に出場した。
組手の初戦では、技ありの判定をもらわないよう攻撃をかわしながら動きの量で相手を上回り勝利。身長140cmの西原さんを8cm上回る相手と迎えた決勝では、体格差を感じさせない均衡した展開にもつれ込むも反則を取られ、優勝はならなかった。
30種類を超える中から指定された型を相手と同時に行い、動きの力強さや切れ、正確性などを競う型の部には男女約20人が参加。3月以来の実戦となった西原さんは、2回戦まで勝ち抜いて臨んだ準決勝で男子選手と対戦。苦手な型が選ばれたこともあり決勝に進むことはできなかったが、3位入賞を果たした。
母と二人三脚
西原さんは格闘技好きな父に勧められ、2歳の頃から東神奈川の道場に通うようになった。上級生を手本に稽古を重ね、5歳から大会に出場。思うような結果を残せない時期が続いたが、1年生の時に組手で準優勝を飾った。
その後も様々な大会で好成績を残し、自宅に並ぶ50個近いメダルやトロフィーは大切な宝物だ。母の利恵さんは「(準優勝した時、)大会は出るだけでなく今まで稽古で得たことを発揮して勝つことが大切ということを学んだのかな」と話す。
利恵さんも7年ほど前から空手を始め、娘と同じ道場で稽古を積む。今では自身も入賞するほどの実力を身に付け、「辛い稽古も、娘か私のどちらかが行くとなれば気合いが入るんです」と笑顔を見せる。
瑞姫さんは、12月に控える新極真空手最大の大会となる「ドリームフェスティバル」に照準を合わせている。「この大会の組手では入賞がまだできていないので、稽古を頑張りたい」と闘志を燃やしている。
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