4月12日に行われるボクシングのプロデビュー戦に挑む 渡来 美響さん 神大寺在住 23歳
神大寺から世界の高みへ
○…アマチュア時代は92戦77勝と勝率8割超。中・高・大と学生時代で手にした数々のタイトルとともに、ついにプロのリングに上がる。スーパーライト級で挑むデビュー戦の相手は大学時代に勝利しているが、「気を緩めずに、武器のフットワークとスピード、パンチ力を生かして白星をつかみたい」と語気を強める。
○…ボクシングを始めたのは5歳の頃、友達に「いじわる」をされたことがきっかけで、初めてグローブをはめた。約2年後、元WBC世界スーパーフライ級王者の川嶋勝重の防衛戦の迫力に魅了され、のめりこむように。同時期から全国各地で開催される試合に参戦し、週6日のボクシング漬けの日々を過ごす。「ご飯を食べるのと同じような当たり前の感覚だった」と当時を振り返り、約20年にわたって1週間の過ごし方はさほど変わっていないという。
○…南神大寺小学校、松本中学校の出身。今でも地元に根を下ろし、ロードワークでは区内をまわりながら汗を流す。「地元が1番好きな落ち着く場所。今後も離れる気はないですね」と地元愛があふれる。主な練習拠点となる都内のジムまでは1時間以上かけて移動するが、「その間は大好きなアニメを見ているので、苦にはならないですね」とボクサーとは違った一面も。
○…今年から所属ジムを変え、格上選手とのスパーリングを通してレベルアップ中。「自分より強い選手と練習しながら通用する部分も見えるようになってきて、ボクシングが楽しいと思えるようになってきた」と声を弾ませる。中学時代から目標は、無敗で5階級制覇を成し遂げたフロイド・メイウェザー。憧れの存在と同様に、聖地ラスベガスのリングで活躍する日を夢見る。
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