資源循環局神奈川事務所の所長を務める 石井 幸子さん 千若町在勤 47歳
「安定」使命に職員支える
○…神奈川区民約24万人をはじめとした人々が生活していく上で、「必要不可欠な仕事」の1つであるごみの収集。この業務を担う資源循環局神奈川事務所の所長を今年4月から務めている。区内でごみを収集するのは、60人以上の作業員と20台を超える車両。「目立たないけど、暮らしを支える大事な仕事。雨風やコロナ禍でも止めることなく、安定的に続けることが使命」。収集日の朝は、職員の安全を祈りながら「いってらっしゃい」と見送っている。
○…看護師の親の背中を見ていたことで「人の役に立てる仕事に就きたい」と考え、1998年に横浜市に入庁した。市役所で福祉や人事などの分野に携わることが多かったが、約15年前に保土ケ谷区役所に異動。「地域の方々と話しながら街づくりに取り組んだのが初めてで、職歴の中でも印象深いですね」と振り返る。
○…実は三ツ沢地域に10数年ほど居を構え、結婚を機に引っ越しをする3年ほど前まで神奈川区民。散歩を趣味とし、三ツ沢せせらぎ緑道を歩いたり、箱根駅伝開催時には徒歩で観戦に駆け付けたりと区内を歩き回っていた。その健脚ぶりから、両親と東海道の踏破を企画。日本橋を起点に浜名湖まででストップしているというが、「ゴールの京都まで行きたいですね」と意欲的だ。
○…学生、子育て世代の住民が多いなど、エリアによって表情が異なる神奈川区。その中で保育園や小学校などには出前授業でごみの分別の重要性を伝え、高齢者などに向けてはごみ出しを支援する「ふれあい収集」で寄り添っている。「きれいな街は地域の力で守られている。区内の美化活動をたくさんの人に知ってもらうとともに、街をきれいにしたい方のサポートをしていきたい」
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