神奈川区 社会
公開日：2024.02.29
脳血管疾患のリハビリガイド
知りたい情報を一冊に
リワーク神奈川が作成
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阿部さん（右から２人目）と職員
ＮＰＯ法人中途障害者地域活動センター「リワーク神奈川」はこのほど、脳血管疾患の後遺症がある人向けのガイドブック「ぷえど」を作成した。同センターは、後遺症による麻痺等で人生の途中で障害者となった人々の機能訓練・社会参加を支援している。
ガイドブック作成のきっかけは、当事者への広報に対する課題意識だ。横浜市独自の取組みである地域活動センターは市内18区に設けられており、その他行政や企業でも様々な支援やサービス、相談窓口が整えられている。一方で、当事者たちへの認知がなかなか進んでおらず、必要としている人たちが制度やサービスを利用できていない現状があった。「病気を発症するまでは、なかなか自分事として情報収集する機会も少なくなりがち。様々な情報が一目でわかるものを作りたかった」と同センター所長の阿部小百合さんは話す。
過去に旭区の施設が作った冊子も参考にしながら作成。各種リハビリや介護保険制度、障害福祉サービスなどの解説、区内や近隣の関連施設や相談窓口も紹介されている。各項目ごとに、問い合わせ先の機関と連絡先が掲載されているので、詳しい情報も調べやすくなっている。タイトルの「ぷえど」は、スペイン語で「できる」の意味。後遺症があっても、リハビリによって少しずつできることが増えていくようにという応援の思いが込められている。また、冊子デザインや製本は、株式会社来コラボ＝大口仲町＝がサポートした。
ガイドブックは、同センター＝東神奈川１の２９ 東部地域療育センタービル１Ｆ＝で無料で配布中。（問）同センター【電話】０４５・４５３・５４３３
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