日産自動車株式会社横浜工場=宝町=が、区内の福祉施設へ椅子やテーブルなどの物品寄贈を行った。3月14日には、関係者を集めた寄贈式も開催された。
贈呈は、善意に基づく金銭・物品を地区社会福祉協議会が預かり、必要としている団体等に配分する仕組み「善意銀行」を活用したもの。工場を一般開放して行う「YYまつり」でのチャリティバザーの売上金や社内の寄付金を基に、1992年度から工場のある神奈川区と近隣の鶴見区の福祉施設等に交互に寄贈を行っている。
コロナ禍でイベントの中止が続いたこともあり、2020年以来となった今回は、NPO法人ひかりの山 地域活動支援センターひかりの里=松本町=に寄贈を実施。椅子24脚、テーブル8台、パーテーション1台(総額約27万円)を贈った。
同センターは、在宅の障害者が通所して自立した日常生活・社会生活を営めるように活動する作業所。3月11日には09年の開所以来使ってきた中古のテーブルや椅子が一新され、利用者たちも「長時間座っていても疲れずに作業ができる」と喜びの表情を見せていたという。
14日には、神奈川区社会福祉協議会事務所で寄贈式を実施。その後には、横浜工場の職員や日比野政芳区長らが施設見学も行った。小澤佐恵子施設長は「運営予算も厳しい中、こうした支援は大変ありがたい」と感謝の言葉を述べた。
同工場の伊藤武志人事総務部長も「地域に貢献したいという社員一同の思いで続けてきた活動。今後も色んな形で地域を応援していきたい」と振り返った。
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>