小中学生野球ボーイズリーグの大会「メルビック杯争奪第56回日本少年野球選手権大会神奈川県支部予選」が5月25日に開幕した。中学生29チームがトーナメント、小学生3チームが総当たり戦で、6月末まで頂点を競っている。
昨年から大会名称に協賛し大会をサポートしているのが、電気工事・管工事などを手掛けるメルビック電工(株)=新子安。選手の保護者を対象にした賞を設けるなど、従来の大会とは一風違った試みで大会を盛り上げている。
もともと全国大会出場2チームを決めるためこれまで実施していなかった決勝戦の開催を筆頭に、これまで登録メンバーだけに贈られていた金・銀メダルも監督やチーム代表、スコアラーといったベンチ入りメンバー全員に拡充された。
合わせて昨年好評だったというのが「敢闘賞」。初戦で負けたチームの中で、一番身体が小さい子に「大きく育って」との思いから米30kg、準決勝で敗れたチームには「もっと鍛えよう」とバーベル20kgをプレゼント。このほか、審判員のボランティアを一番多く務めた父兄に「ベストサポート賞」としてビールを贈呈するなど、洒落のきいたラインナップが好評だった。
大会応援企業に名を連ねる、神奈川工業会青年部会に加盟する各社が商品などを提供している。今年は新たに選手の母親を対象にした賞の創設も予定しているという。
「裏方に光を」
同社管理本部長の田中秀一さんは「他の大会ではやっていない、バックヤードの人たちやお父さん、お母さんなど頑張っている人に光を当ててあげたい」とその意図を説明する。
冠スポンサーとして2年目だが「会社の名前を知ってもらおうと協賛を始めたが、普段フォーカスされてない人に焦点を当てられることに意義を感じる」といい「大企業とは違うことをしていって、野球に限らず『未来のスター』となる子どもたちの夢を応援していきたい」と話した。
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